窓用エアコンの電気代は高いのか?壁掛け型エアコンとデータで比較

窓用エアコンを購入する際、多くの人が気にしているのが、音と電気代です。

音に関しては、壁掛け型に比べれはうるさいです。(と言うより壁掛け型が静か過ぎ・・・。)ガコンガコンという運動が切り替わる際の音も、今のモデルはかなり軽減されているようです。個人差はあるかと思いますが、筆者的には十分寝れるレベルです。普通に寝てます。

そして電気代ですが、これも壁掛け型に比べれば高いです。ただ、「比べれば」というだけで、滅茶苦茶高いという訳ではありません。壁掛けエアコンの電気代に比べれば1~3割増しかな、といったところです。

電気代はどれくらい差がある?

実際の電気代は、使っている環境や使用頻度によって大きく異なります。

あくまで参考までに、ですが、電気代の高い安いはカタログスペックを見ることである程度分かります。

カタログから見ても、窓用エアコンの方が確かに高いんです。

窓用エアコンと壁掛けエアコンの電気代比較

筆者の使っている窓用エアコン(コロナCW-A16シリーズ)と、同じコロナの壁掛け型エアコン(クーラー専用モデル、RC-2216R)の比較です。

種別 畳数 能力 消費電力 能力/消費電力
窓用 4~6畳
(6~10m2)
1.4kW 545W 2.57
壁掛け 6~8畳
(9~14m2)
2.0kW 595W 3.36

(50Hz、能力/消費電力は小数点以下3桁目を四捨五入)

同じ電気代でどれだけ冷やせるか(運転能力があるか)が最後の数字です。ざっくりですが、この数字だと窓用エアコンの能力は壁掛けエアコンの能力の約76%ということになります。

ここから電気代を計算すると、窓用エアコンは壁掛けエアコンに比べて1.31倍電気代がかかることになります。

ちなみに、この壁掛けエアコン(RC-2216R)は、60Hzになると

種別 畳数 能力 消費電力 能力/消費電力
壁掛け 6~9畳(10~15m2) 2.2kW 720W 3.06

という数字になり、カタログ上の効率がちょっと落ちます。能力2.2kWとありますが、四捨五入で悪く出ているのかもしれません。

この数字だと、上記の窓用エアコンとの比較では、能力は約84%、電気代は1.19倍になります。

ちょっと高いけど、めっちゃ高いではない

環境や機種によるブレはあると思いますが、大まかなイメージとしては、電気代は壁掛け型の2~3割増しだと思ってもらえればいいんじゃないでしょうか。壁掛けだからバカ高いという訳ではありません。「窓用エアコン=電気代めっちゃ高い」は間違ったイメージと言えるでしょう。もちろん、安くはないですけどね。

ただ、たまにしか使わない窓用エアコンと、ほぼ毎日ガンガン使ってる壁掛けエアコンだと、それはやはり壁掛けの方が電気を食います。

実際に夏を過ごしてみたところ、「窓用エアコンにしてから電気代がめっちゃ高くなった!」という風には感じませんでした。電気代はエアコン以外でもかかるものですから、それ以外の要素もあるかもしれませんが、個人的には、そう騒ぐほどでもないな、といったところです。

酷暑でエアコン使う機械が増えれば電気代は上がるでしょうし、涼しければ電気代は下がるでしょう。それくらいです。

窓用エアコンは設置時に工事代がかからないわけですし、アパート退去時の原状回復もしやすいので、これくらいならまぁいいかな、って感じです。

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