窓用エアコンは、コロナ、トヨトミ、コイズミ、山善、ハイアールというメーカーがあります。
このうち、コロナ、トヨトミは日本国内で生産、コイズミ、山善はOEMで共通して中国で生産、ハイアールも中国生産となります。
窓用エアコンの基本的な機能はそれほど大差なく、進化もしていないのですが、静音性や使い勝手などの面で各メーカーが独自性を打ち出しています。
そこで、メーカー毎の特長をまとめてみました。
コロナ
定番メーカーその1。取り立てて目立ったところはないものの、全体的に高スペックのベンチマーク的存在。国内生産で品質も優。
性能面・価格面では文句なしですが、リモコンの収納場所が本体パネルをめくったところにあるので、リモコンの置く場所に困ります。そこだけが難。
リモコンの場所はこんな感じです。
普段使いには適さない場所ですねw
ちなみに、筆者はコロナユーザーです。コスパ的に優秀だったのと、リモコンは他に置く場所を決めればいいだけですからね。(まぁ、これは買ってから分かったことですが・・・)
トヨトミ
コロナと並ぶ定番メーカー。吹き出し口がセンターで、リモコンも本体外側に置けるのが特長。静音性もコロナと張り合って高いレベルにあります。こちらも国内生産。
リモコンを置く場所が一番分かりやすいのが一番のメリット。
ただ、機能の割にはちょっと割高な感じです。
コイズミ、山善
どちらも自社生産ではなく、OEM。これといった特長はないものの、日本のメーカーとしては低価格な方なので、それなりにシェアがあります。
昔ながらの、ごく普通の窓用エアコンといったところです。
ハイアール
中国の大手白物家電メーカー。日本のトップメーカーに比べると品質は多少落ちるものの、それを補って余りある低価格で人気があります。
窓用エアコンにおいては、多少音が大きいといった声はあるものの、冷却性能では特に問題ないとされています。
選び方
あくまで筆者の主観ですが、
- とにかく定番、安定のやつ!→コロナ
- 一番静かなやつ!→トヨトミ
- 吹き出し口はセンター!→トヨトミ
- リモコン置く場所分かりやすいやつ!→トヨトミ
- 特にコダワリないから普通で!→コロナ、コイズミ、山善
- とにかく安いの!→ハイアール
です。
あと、選ぶポイントとして、
- メンテナンスしやすいやつ→ノンドレン
というのがあります。
ノンドレンがオススメ
冷房運転すると、熱交換する辺りに水滴が付着します。昔は、その水滴をドレンホースを通じて外に排出していたのですが、今ではそのドレンホースなしでやりくりできるモデルが主流になっています。
ドレンホースが必要なモデルだと、取り付け時にそのホースを設置したり、そこからの排水を考慮したりしないといけなかったりするので、ちょっと面倒です。
最近のモデルはこのドレンホースが無いノンドレンが多いです。メンテナンスも楽になりますから、買うならノンドレンのモデルがオススメです。
迷ったらコレ
で、結局どれがいいの?と聞かれたら、筆者も使っているコロナの定番モデルをオススメします。
コロナ(CORONA) ウインドエアコン (冷房専用タイプ) 液晶リモコン付 シェルホワイト CW-1617(WS)
3万円ちょいです。
窓用エアコンはオークションでも値落ちしにくい
普通の壁掛け型のエアコンに比べ、窓用エアコンはオークションで値落ちがしにくい品です。
壁掛けの場合、元々の値段は高いのですが、取り付け・取り外しに工賃がかかるので、落札する側としても手間暇がかかるため敬遠されがちです。室外機をどこに置くかで困ることもあります。
一方、窓用エアコンなら自分で設置ができますし、壁に穴を開けたり室外機を置いたりする必要が無いので、手軽に出品・落札ができ、中古品も高価で取引されています。
近年の窓用エアコンには、技術的に大きな変化がないことから、ちょっと古いモデルでも使い勝手はそう大差ないこともポイントです。
リセールバリューを考えると、窓用エアコンはかなり優秀な一品です。不要になったらヤフオクに出せばいいし~みたいな感じで買うのはアリです。
筆者は、ヤフオクで買うかどうか迷って、結局新品をネットで買いました。そんなに価格差ないんですよね・・・。